ジャンプ黄金期のことを毎日思い出しているのか

2017年夏、東京メトロが開催した地下鉄の駅を巡るスタンプラリーは「週刊少年ジャンプ」がテーマだった。それも、80年代の黄金期のジャンプ

 

開催を知らせるポスターは駅ごとに異なったデザインで、漫画の一コマを切り取って、そこに描かれたキャラクターたちがその駅や周辺地域にまつわるエピソードなどをセリフで言うというものになっていた。そのコマの選択やキャラのさじ加減・セリフの妙などが実に“分かっている”出来具合で、企画担当者のジャンプ愛が溢れ出ている内容となっていた。

同時に六本木ヒルズ上層の森アーツセンターギャラリーで、創刊50周年記念ジャンプ展も開催されていた。長い歴史をもつジャンプなので、展覧会は3回に分けて行われ、Vol.1は創刊から80年代まで。黄金期ジャンプの人気漫画の原画がたくさん展示されていた。

 

ボクは少年ジャンプの熱心な愛読者であったというわけでもない。それどころかこれまでの人生でジャンプを購入したことは一度もない。にもかかわらず、黄金期の週刊少年ジャンプについては、そこに連載されていた漫画をほとんどすべて読んでいる。友達に借りたり、コミックスになってから読んだり、大人になってからわざわざ漫喫まで行って一晩かけて一気読みしたり。

買ったこともないのになぜそんなにジャンプに思い入れがあるのか。それは、自分が多感な少年期に、ジャンプ黄金期の洗礼をもろに受けたからだ。

 

ちょうど小学生のころ、週刊少年ジャンプの黄金期にぶちあたった。クラスの男子の8割9割、いやほぼ全員がジャンプを読んでいた。もしかしたら女子も半分以上が読んでいたかもしれない。田舎だったから毎週書店に入荷するジャンプの冊数は限られていた。まだコンビニは存在しなかったころの話だ。中学生や上級生が買い占めてしまうと、手に入らない子供たちがたくさんいた。クラスのみんなで貸し借りし、友達の家にみんなで寄り集まって回し読みをするのが常であった。

 

ジャンプ黄金期がいつをさすのかについては、人によって定義が多少ズレると思うが、ボクらにとっては1980年代のことを意味する。『キン肉マン('79-'87)』『北斗の拳('83-'88)』『聖闘士星矢('86-'90)』『キャプテン翼('81-'88)』『魁!!男塾('85-'91)』『ジョジョの奇妙な冒険('87-)』『ドラゴンボール('84-'95)』etc……。まだまだある。『ブラック・エンジェルズ('81-'85)』『銀牙 -流れ星 銀('83-'87)』『シティーハンター('85-'91)』『ろくでなしブルース('88-'97)』。

「友情」「努力」「勝利」。言わずと知れたジャンプのテーマである。ボクは格闘漫画が好きだった。クラスでいちばん人気だったのはキャプ翼だった。4つ年上の兄は『北斗の拳』の滑稽な効果音を音読してはケタケタ笑っていた。

 

おおげさな言い方のようだが、大切なことはすべて黄金期のジャンプから教わったのだ。

 

時は流れた。我が家の子供たちはジャンプを読んでいない。ボクも今のジャンプにどんな漫画が連載されているのかまったく知らない。黄金期の輝きが戻るとも思わない。あれはもう終わった時代なのだ。

ところがボクは、事あるごとにジャンプ黄金期の漫画を引き合いに出して思い出話をする。蚊に噛まれてかゆいと不満げな娘にはラオウのように鍛えれば蚊のかゆさどころか火の熱さも感じなくなる!」とか、部屋の中に入りこんだ蚊を退治しようと追いかけていたのに飽きて捜すのをやめてしまった息子には「ロビン戦法No.1、獲物は逃がすな!」と喝を入れたりとか。

どんな話題からでもラオウロビンマスクにつなげて話をするものだから、子供らも妻もとても不思議そうな顔をしてボクのことを見る。そして「どんな話からでもすべてジャンプに持っていってしまう」「毎日ジャンプの話をしているんじゃないか?」と呆れられてしまう。

いやいや、いくらボクでも毎日は話していないだろう。だって(くり返しになるが)ボクは今までの人生で一度も週刊少年ジャンプを自分で購入したことはないのだぞ。何曜日に発売されているのかも知らないのだぞ。(くり返しのくり返しになるが)友達に借りて読み、古い雑誌をもらっては模写し、大人になってから漫画喫茶で全巻イッキ読みした程度なのだぞ。

 

しかし今でもWeb連載のキン肉マンは毎週欠かさず読んでいる。星座の話題になると聖闘士の格と名前と必殺技がすらすら出てくる。首や腰が痛くてツボを指で押してマッサージするときには秘孔を突いた時の「ピーレー」という効果音を発する。こんなありさまだから、ひょっとしたら本当に毎日ジャンプのことを考えているのかもしれない。

 

というわけで、「よし、記録してみよう」と思ったのがちょうど一年前の8月のことだった。

 

以下、8月一ヶ月分その日に思い出したり話題に挙げたジャンプ漫画のタイトルを列挙する。


8月1日 キン肉マン北斗の拳
8月2日 キン肉マン
8月3日 キン肉マン
8月4日 キン肉マン
8月5日 魁!!男塾
8月6日 ろくでなしブルースキン肉マン聖闘士星矢
8月7日 北斗の拳
8月8日 キン肉マン
8月9日 キン肉マン
8月10日 キン肉マン
8月11日 キン肉マン
8月12日 魁!!男塾
8月13日 空のキャンバス
8月14日 聖闘士星矢
8月15日 北斗の拳
8月16日 キン肉マン
8月17日 キン肉マン
8月18日 魁!!男塾
8月19日 プロゴルファー猿
8月20日 聖闘士星矢
8月21日 キャプテン翼キン肉マン
8月22日 キャプテン翼キン肉マン
8月23日 キン肉マン
8月24日 ジョジョの奇妙な冒険
8月25日 北斗の拳
8月26日 魁!!男塾
8月27日 ドラゴンボール
8月28日 キン肉マン
8月29日 キン肉マン
8月30日 キン肉マン
8月31日 DearBoys

 

……どうやら認識に誤りがあったようだ。毎日ジャンプのことを思い出しているのではなくて、毎日キン肉マンのことを考えていたのだw

ともあれ、さすがのボクも毎日ジャンプのことを考えているわけではないことが明らかになったではないか。(……8/19「プロゴルファー猿」と8/31「DearBoys」は非ジャンプ漫画であり、それぞれの日にはジャンプのことはいっさい考えていなかった!)

 

しかしまぁどうだろう。現役連載リアルタイム読者であるキン肉マンのことを考える以外にも、ほぼ毎日黄金期ジャンプのことを思い出したり考えたりしている40代おじさん。

妻や子らに奇妙な人だと思われてしまうのも仕方がないような気もする。

 

 


 

ボクのくだらない思い出話をつらつら書かれてもどうしようもないと思うのだけど、せっかくなので以下に2016年8月に毎日週刊少年ジャンプのことを考えているかどうかを記録したメモを貼っておく。公開するつもりのなかったものなので、雑なのはご容赦。

 

8/1 Mon.
●『キン肉マン』web更新。完璧超人ネメシスvsキン肉マン試合開始。ロックアップ、地味なスタート。試合は長くなりそう(今年中には終わらないだろう)。ネメシスに負けてほしくない・完璧のままでいてほしい。引き分けを望みたい。

●カラオケでアニメ『北斗の拳Ⅱ』のOP「TOUGH BOY」(TOM★CAT の曲の中で「ふられ気分でRock'n' Roll」の次に有名な曲)。映像はケンシロウvsファルコ、バット・リン・アイン・天帝など。ファルコは右足が義足なのにケンと互角に戦っているんだよ、と熱く語るが、子らは聞いちゃいなかった。でもアニメならではの過激で過剰な描写にはケタケタ笑っておった。連載の『キン肉マン』でセコンドについているテリーマンは左足の義足を外したままだ。メディカル・サスペンションで超人の体力が一晩で回復するんだから、義足も治してくればよかったのに……、と思っていたところで、カラオケで見た片足のファルコがつながった。

 

8/2 Tue.
●一昨日亡くなった元横綱千代の富士をモデルにした日本の超人ウルフマン。アニメ化されるさいに大人の事情でリキシマンと改名させられたのだが、実は作者のゆでたまご氏によると、自主的に規制したものであって、後日九重親方からは「ウルフマンのままでよかったのに」との言葉をいただいていたのだとか。落涙。

Ⅱ世のレゴックスは商標問題を回避するためにブロックスに改名させられたけど、こっちにはそういう泣けるエピソードはなさそう。

 

8/3 Wed.
ポケモンGOで捕まえた中でカイロスがお気に入り。モンコレフィギュアはもう売っていないようだから、自分好みのカイロスを造らなければ。石粉粘土を買ってこよう。進化しないモンスターなので、オリジナル形態の進化型カイロス=ガイカイロスなどを造ろうか、そのときには腕は6本にしよう……、などと妄想つらつら考えて、Amazonで阿修羅像などを検索して参照していたら、いつのまにか魔界のプリンス・アシュラマンのフィギュアやカードも関連商品として表示されるようになっていた。

 

8/4 Thu.
●息子が高校野球夏季大会の日程を新聞で確認している。近々甲子園で試合が始まるそうだ。甲子園といえば今まさにネメシスvsキン肉マンのまっさいちゅう。せっかくラッキーゾーンから球場のまんなかで試合ができるようになったばかりなのに、高校野球が始まったらまたラッキーゾーンへ追いやられてしまう。キン肉マンが可哀想だから高校野球反対!と言ってみたけど、息子に無視された。

 

8/5 Fri.
●なんの話題からそうなったのか忘れてしまったが、『魁!!男塾』富樫が自分もろとも敵(三号生センクウ)をドスで貫いて倒すシーンで、巧みに自らの大動脈は避けて相手にだけ致命傷を与えていたという話をする。血栓。興が乗ってもっと話を続けたい気分になるのだが、息子がいやがって愛想笑いを浮かべながら自室に引っ込んでしまった。

 

8/6 Sat.
●水族館へ行こうということになったので、いつものように『ろくでなしブルース池袋の水族館(サンシャイン水族館)+葛西水族館の話をする。正道館

●江の島水族館へ。クラゲの展示をみて、クリオネマン幽霊聖闘士クラッグを思い出す。イルカのショーも見たけれど、そっちからは何も思い出さなかった。

 

8/7 Sun.
●夏風邪をひいて一日中寝ていた。スマホでインターネット配信のリオ五輪を見る。女子7人制ラグビーのイギリス代表に禿頭のヘザー・フィッシャーという選手がいて、ものすごい迫力。でもあまりラグビーは上手ではない。ご面相が『北斗の拳』ハーン兄弟のどちらかに似ているような気がしたが、そもそもハーン兄弟はロード=ウォリアーズがモデルなので、どの例えをしてもあまり彼女への褒め言葉にならないことに気付く。(そして後で画像で確認してみたら、そんなに似ていなかった)

 

8/8 Mon.
●『キン肉マン』web更新。ロックアップからグラウンドの関節技など地味な展開が続く。試合が長引くフラグだ。最近のキン肉マンは胸板をブ厚く描きすぎだと思う。乳首のあたりで輪切りにして上から見たら正円に近い形だ。

 

8/9 Tue.
●『キン肉マン別冊ムックを購入して帰宅。妻からそんなに好きなんだねぇとなかば呆れたような目で見られるが、好きだから買っているわけではない。義務だ。義務を果たすのに好きも嫌いもない。

 

8/10 Wed.
●映画『シン・ゴジラ』を見る。概ね満足だが、終盤に畳みかけるように登場する無人在来線爆弾に引っかかってしまった。東京駅にあんなにいっせいにどこから入線してきたんだ……? これについて考察している鉄道マニアの人の記事を読みたい。

それはさておき、東京駅といえば第2回超人オリンピック予選・新幹線アタックである。連載当時は田舎に住んでいて東京の地名を知らなかったので、ウルフマンが新幹線を有楽町までしか押せなかったのがどれほどマヌケなのかよく分かっていなかった。そして子犬を救うために走って新幹線を追いかけたテリーマン。体を張って新幹線を停めたのは浜松町のあたりだったか。東京駅ホームから見渡すとすぐ分かるのだが、南下する新幹線は新橋のあたりでゆるやかにカーブしているので、南方の先をまっすぐ見通すことはできない。テリーマンはどうやって子犬を見つけたのか。当時はまだ汐留のあたりに高層ビルも建っておらず、品川あたりまで余裕で見えたのである。

 

8/11 Thu.
秋葉原ショールームFiguartsの新作サンプルを見る。ネメシスとラーメンマン。ネメシスは肌の色がくすんだ青緑色で、ゾンビっぽくてあまり強そうには見えない。ラーメンマンはマッチョすぎる。雑誌で開発者インタビューも読んだが、自分の好みからはずいぶんズレていると感じた。

 

8/12 Fri.
山梨県猿橋を見に行く。深い峡谷に橋脚をおろせないので、岸の両側から刎ね木を重ねながら突き出させて橋を渡している。猿が互いの手や尾をつないで谷を渡ったという伝承に基づいて名付けられたようだが、もちろんこれは『魁!!男塾』に登場する万人橋の元になったエピソードである。押忍。

 

8/13 Sat.
●オリンピック体操のつり輪を見て、いつも『空のキャンバス』のエピソードを思い出す。十字懸垂だか十字倒立の静止技を成立させるには2秒間静止しなければならないが、演技者はつい早めに秒を数えてしまうので、3秒数えてやっと2秒静止したぐらいになる。そしてなお我慢して4秒静止した状態を続けられたら、演技者は会場の時間を止めることができる! 同作は登場人物がやたら顔をぐしゃぐしゃに汗と涙まみれで泣いて、悲劇的な展開をむりやり作り出すための強引なすれ違いが延々と続く、まるで大映ドラマのような漫画であった。

 

8/14 Sun.
SMAP解散だそうだ。ペガサス星矢:中居正広/ドラゴン紫龍:草彅剛/キグナス氷河:森且行アンドロメダ瞬:香取慎吾フェニックス一輝稲垣吾郎/海皇ポセイドン&ジュリアン・ソロ:木村拓哉

 

8/15 Mon.
●居酒屋チェーン店「鳥貴族」が酎ハイと誤って消毒用アルコールを客に提供していたと公表。ケンシロウとバットが旅の途中でおとずれた村で酒を勧められるが、隣でそれを飲んでいた男が目を回してひっくりかえる。バーテンダー「あれ? メチルアルコールって飲めないのか?」ととぼけるシーン。読んだ当時は小学生だったので、この場面のナンセンスさがイマイチ分からなかった。

●部屋を片づけていたらサンシャインのフィギュアが出てきたので、Figuartsアシュラマンと並べてみる。設定とは異なりサンシャインのほうがずいぶん小さいので、遠近感と目の錯覚を利用してはぐれ悪魔超人コンビを並び立たせてみる。いい感じ。写真も撮ろうかと思ったけど、暑いので止める。

 

8/16 Tue.
●古着屋に着なくなった洋服を売りに行く。一軒めは買い取り拒否、二軒めは1着だけ500円の値をつけてくれたが、その他は引取処分。もう疲れたのでそれで手を打つ。大汗。アイアンスウェット。友情パワーが足りない。

8/17 Wed.
●深夜にリオオリンピックを見ている。地球の反対側だからとうぜん時差がある。キン肉マンはスペインやなんだかよく分からない世界中のあちこちで同時に試合をしているけど時差がない。おおお、そういえばそうだ。気付かなかった。

 

8/18 Thu.
●オリンピック女子ゴルフ競技の中継を見る。英国発祥といわれているゴルフの大もとは中国憲法である。そのワザを使いこなす『魁!!男塾三面拳のひとり月光について語る。

 

8/19 Fri.
●五輪ゴルフ、わきあいあいとした雰囲気。プロゴルファー猿に登場した「拝み打ち」を実演してみせる。振りかぶるときは右手でクラブを持っているのに、打ち終わったフォロースルーでは左手に変わっているんだ。

 

8/20 Sat.
雅叙園の百段階段に行こうかという話になる。『聖闘士星矢聖域(サンクチュアリである。目黒まで行ったものの、けっきょく庭園美術館にゆき「子供の衣裳展」を見て、31アイスクリームを食べる。

 

8/21 Sun.
●オリンピック男子サッカー決勝・ブラジルvsドイツ! 大空翼vsカール・ハインツ・シュナイダー

●『キン肉マンⅡ世』で好きなスカーフェイスと、ポケモンGOで好きなカイロスの共通点は、足の太さ。

 

8/22 Mon.
オリンピック閉会式に『キャプテン翼』が出てきた。マリオよりもそっちが大きなニュースになるべきだな。グラウンドに映し出されたプロジェクションマッピングで、『トータルリコール(2012)』のエレベーターを想起。

●『キン肉マン』更新。ネメシスもバスター技。でもなんのかのいってもアルティメット・スカーバスターが最強だと思う。

 

8/23 Tue.
●息子が風邪をひく。『キン肉マンⅡ世』で、マッチョになれないキッドに対し、父親テリーマンが「テリー族は筋肉が付きにくい体質」だと諭す。ボクもけっして身体が丈夫なほうではないが、息子よ、我が家の一族の鈍いなどふりきって、身体をもっと鍛えたまえ。


8/24 Wed.
●息子がガラナを飲んでいる。北海道の実家に帰省したときにわざわざ購入して持ち帰り、家の冷蔵庫で冷やしておいたらしい。炭酸飲料が好きなんだそうだ。ボクは昔から苦手で、彼くらいの歳のころにはコカコーラ一缶を飲み干すことすらできなかった。350mlじゃないぞ、当時はまだ細い250ml缶だったのに。

コカコーラといえば『ジョジョ』第2部スタート、舞台がアメリカに移り、主人公がイギリス紳士のジョナサンからやんちゃな息子のジョセフに交替。初登場のエピソードで波紋を使い、手を触れずにコカコーラ瓶のふたを飛ばして敵を倒す。その決めポーズの大コマがとてもかっこよくて、手首をくいっと内側に曲げたポーズ(そのころはまだジョジョ立ちなんて呼び名はなかった)をよく真似したんだ。

 

8/25 Thu.
シン・ゴジラ2回めを復活したIMAX上映で見る。明るくて精彩にすぎるIMAXではCG怪獣の薄さが透けて見えるので、家のリビングの液晶テレビで見ているような気分になる。ちょっとがっかり。酩酊感・陶酔感を味わうのなら、3Dでも4DでもIMAXでもない、昔ながらの“ふつうの”映画館で見るのが一番良いなーと思う。

ところでこの映画のゴジラは、進化した完全生物として設定されている。何かを食べてエネルギーを得ているわけではなくて、口や歯はあるけど舌はない。まぶたもない。その様を最強ゆえに守りの構えを持たない南斗鳳凰拳伝承者・聖帝サウザーっぽいと例えているツイートを見つけて、なるほど!とひざを打つ。( https://twitter.com/maboroshi_dandy/status/765215666106273792

 

8/26 Fri.

●妻が舞台『飛龍小学校パワード』のストーリーを覚えていて、話してくれた。先輩は巨大に見えるという話だそうだ。大豪院邪鬼のことか。

 

8/27 Sat.
●『ドラゴンボール』映画をテレビでやっていた。何メック星人なんだか何ニュー戦闘員なんだか何バイマンなんだか知らないけど、戦闘系星人が大挙して地球に押し寄せて来たのをZ戦士たちがちぎっては投げちぎっては投げしている。ものすごくつまらない。ありがたみもカタルシスも無い。ジャンプ敵役インフラの悪弊。

 

8/28 Sun.

●新しいノートの最初のページに記憶スケッチでキン肉マンの顔を描いてみる。うまく描けたと思ったので娘に見せると、露骨に嫌な顔をされた。

●書店でぼんやり漫画棚を見ていたら、サイコマンが表紙の新刊コミックスが面陳列されていたので「このマンガお勧めだよ!」と推してみるものの、息子に苦笑される。

 

8/29 Mon.

●『キン肉マン』web更新。ネメシスの本名がキン肉サダハル。良い人確定。

 

8/30 Mon.

ジャミロクワイの曲がラジオから流れる。CDジャケットのロングホーンのはえたシルエットはバッファローマンだよ。

 

8/31 Tue.

●流れ作業。次へ渡すときにちょっと向きをそろえるなどの気づかいができれば、ほんの数パーセントだけでも効率が良くなるのに、そういう細かなことに思い至る人とまったく気付けないでぽんぽん投げて寄越す人がいる。困ったもんだ。

そういえば、バスケットボール漫画『DearBoys』では、パスを受ける相手のことを考えて、ボールの縫い目の向きを揃えてパスを出す藤原という選手が出てくる。そんなことできるんかいな???